ミストラル大陸中央部、世界樹の麓に広がる肥沃な平原――ここが精霊信仰の中心地、エルヴァニア王国です。王都アストリアの石畳を歩けば、青白い光を放つ精霊たちが舞い、鐘の音と市場の喧騒が旅人を迎えます。「異世界らしい旅を始めるなら、この国から」と言われる理由を、あなた自身の目で確かめてみませんか?

基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
位置 | ミストラル大陸中央部、世界樹の南麓 |
政治体制 | 王政(現国王レオニス三世) |
人口と種族構成 | 約120万人(人間主体、エルフ・獣人・半竜族も共存) |
首都 | 王都アストリア |
宗教 | 世界樹信仰(精霊祭・光雪祭など年間行事多数) |
言語 | 王国共通語(翻訳魔法あり) |
歴
エルヴァニア王国をはじめとするミストラル大陸では、主にミストラル暦が使用されています。ミストラル歴は1年13か月、各28日+特別日(契約の夜)で構成されます。
季節
エルヴァニア王国では「萌芽」「陽炎」「豊穣」「薄雪」「白銀」の五季を持つのが特徴。
- 萌芽の季:精霊が最も活発になる短い春。巡礼と婚姻のシーズン。
- 陽炎の季:火竜が活動的になる暑い季節。湖や川の祭礼が多い。
- 豊穣の季:収穫と交易の時期。市場が最も賑わうが嵐も多い。
- 薄雪の季:穏やかな冬。光雪祭など静かな祝祭が中心。
- 白銀の季:吹雪と氷嵐の過酷な極寒期。国境は封鎖され旅行困難。
季節ごとの服装
季節 | 推奨服装 | 小物 |
---|---|---|
萌芽の季 | 長袖シャツ+軽いマント、淡色の礼装(巡礼・婚姻祭) | 花粉よけ布、薄手クローク、防水ブーツ |
陽炎の季 | 麻シャツ、短マント、耐熱スカーフ(砂漠・火山地帯用) | 日除け帽、水袋(魔力冷却タイプ) |
豊穣の季 | 重ね着チュニック+防風クローク | 防風傘、祭礼用の装飾布 |
薄雪の季 | 毛皮インナー+厚マント(青や銀の装いが好まれる) | 魔法加熱石、祭り用ランタン |
白銀の季 | 毛皮コート+氷精霊クローク、防寒フードと耳当て | 火精霊火種、吹雪ゴーグル |
主な祝祭日
- 萌芽の季・3日:萌芽祭 – 世界樹の花を奉納する春の始まりの祭り。旅人も参加可。
- 萌芽の季・15日:精霊舞 – 光の精霊が空を舞う夜祭。王都広場で舞踏会が開かれる。
- 陽炎の季・20日:湖鏡祭 – 湖畔都市で灯籠流し。恋愛成就の祭りとして有名。
- 陽炎の季・35日:竜火祭 – 火山地帯で炎舞と武技大会。竜族が現れると豊作の兆し。
- 豊穣の季・10日:収穫祭 – 市場最大の祭り。酒や精霊菓子で夜通し賑わう。
- 豊穣の季・30日:商人感謝祭 – 旅商人に感謝する値引きと交換市。
- 薄雪の季・5日:光雪祭 – 雪灯籠で街が輝く祈りの祭り。
- 白銀の季・18日:氷精霊祀り – 氷精霊に生存と加護を祈る秘祭。
- 特別日:契約の夜 – 精霊と人間の契約を更新する秘祭。世界樹の周囲のみで行われる。
旅行情報
旅行リスク
- 王都・主要都市:★☆☆☆☆(比較的安全。ただし旅行者を狙ったスリに注意)
- 農村・郊外:★★★☆☆(小型魔獣・盗賊が出没することも。夕暮れ以降の外出は避けたほうが良い)
- 国境・深森エリア:★★★★☆(大型魔獣・盗賊団の情報多数。Bランク以上の冒険者を雇うことを強く推奨)
※5段階でリスクを評価しています。★が多いほどリスクが高くなります。
費用目安(1日)
- 安宿+食事:銀貨5枚(約5,000円)
- 中級宿+外食+移動:銀貨10枚(約10,000円)
- 高級宿+祭り参加+土産:金貨1枚(約12,000円)~
実用情報
- 交通:定期馬車で主要都市間を移動可能(王都〜湖畔都市=半日)。
- 宿泊:安宿(銀貨1枚)〜高級宿(1泊金貨1枚)まで選択肢あり。ただし、旅行者には衛生面や安全面から銀貨5枚以上の宿を推奨。
- グルメ:市場の屋台料理は銅貨数枚、精霊祭限定の光る砂糖菓子が名物。
- 冒険者ギルド:旅行者も登録可。護衛依頼・情報収集・緊急避難所として利用可能。
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